1人じゃできないことも、力を合わせればできる。3人の自転車旅行の思い出。
シリーズ最終回、富士山五合目&富士五湖制覇の自転車旅行、はじまり、はじまり!!
九州旅行の後、再び自転車旅行をするとは、我々3人夢にも思わなかったが…。軽井沢のガイドブックが写っているのは、当初軽井沢に行く予定だったため。隠ちゃんの部屋にて。
ところは変わって、我が家での旅行計画会議。軽井沢を変更し、富士山五合目と富士五湖巡りに完全決定。我々の手には、これまで訪れた所のガイドブックがずらりと右から順に持たれている。
今旅行は、我が家のこの1回の会議以外、旅行計画の相談はしていない。(隠ちゃんの部屋では旅行先の相談のみ)
10月でも自転車で富士山の五合目まで行けるか等、TELして調べました。
10月14日。いよいよ出発。天気、晴れ。前日まで木島ゼミ恒例の浅野屋泊まり込み合宿であった為か、5時我が家集合なのに起きたのはなんと4時45分。荷物の用意も8割くらいしか出来ておらず、もー大変。もちろん出発が遅れました。ごめんなさい。
両国橋にて。この橋を越えたら山梨県です。道志道はそれほど車が多くなかったのですが、山道なので疲れる。山はそろそろ紅葉していた。それにしても本格的な山を目的とした自転車旅行は我々にとって初めて。
道志道(どうしみち)を走っていたら、吊り橋を発見。売店もあったのでここで昼食をとることに決める。
吊り橋を背景に昼食をとる3人。メニューは家で作ってもらったおにぎりと、すぐ横にある売店で買ったジュース(隠田・皆見…オレンジ、野々垣…リンゴ)です。
撮ってくれた人が念の為ともう1枚。
我が家は寝坊したため、6個中5個がおかかのおにぎりであった為、隠ちゃんに1つトレードさせてもらいました。
梅干しおにぎりをGET!うれしいー
やっと山伏峠に到着。我々3人、強烈にグロッキー状態。ここに来るまで何度「帰ろうか?」と相談したことか。
私は決して日光猿軍団の「反省」のポーズをしている訳ではありません。泣くほど疲れているのです。ここから先はずーっと下り。長い戦いは終わった。
しかし、こんなんで明日本当に富士山の五合目まで行けるのかと本気(マジ)で考えた。
山中湖をバックに記念撮影。富士五湖のうち1つを制覇。ずっと下りで体が冷えたため、ジャージの上を着ています。この後、今旅行の記念キーホルダーを早くも購入し食事へ。
ようやく夕食
3人ともかつ丼大盛。とても満足しました。
旅行2日目。
須走交差点にある神社でテントを張っています。我々の手には肉まんが。ちなみに私はピザまんを頼んだはずなのに店員が間違えたのです。(浅間神社)
手前の道路はRoute138。少し先に東富士五湖道路に乗り入れることが出来る。東側から見た富士山をどうぞ。
それにしても快晴だ。富士の左側の段は宝永火山。この火山が右側に見えるようにならなければならない。
滝ケ原駐屯地の側にて。もう少し走ると富士山スカイラインに突入する。
富士を背景にパチリ。
隠ちゃんと富士のポーズをしてみました。どーでもいいが、我々3人、もう既に疲労の色が見えています。
水ヶ塚休息所。この先に表富士周遊道路がある。この休息所で既にジュースやフィルムが値上がっていた。富士の宝永火山がはっきりと写っています。
富士山の2合目。3人ともかなり疲れています。私はもうこの時点でかなり腹ペコ状態。
まだ低いので木が生い茂っています。ここに来るまでにたくさんの人が植林しているのを見ました。
標高1,900m地点。こぎ疲れたと言うより歩き疲れた3人。5合目まであと500m。
自転車が重装備のため、自転車を引くのもかなり力がいる。
富士山と紅葉。
遠くから見ると山頂の雪が目立つのだが、近くから見上げるとほとんど雪が目立たない。紅葉が美しかった。
右が隠ちゃん。左が野々垣。
五合目に近づくにつれ、高い木も少なくなり見晴らしが良い。空がきれいでしょう。
富士山の紅葉をバックに。
私はどうしても自転車も写したいと言い張り、こうして写した次第です。
荷台の午後ティーが唯一のドリンクのため、大事に飲みました。
天気が良く、本当に最高な日だった。
私を含め、野々垣、隠ちゃんも、もーへとへと。ここに来るまでかなり自転車を押しました。
やっと新五合目に到着。
まずは隠ちゃんから。隠ちゃん、めちゃくちゃキマッテいる!!
ちなみに隠ちゃんの靴は北海道旅行から変わっていない。
野々垣先生、チャームポイントのシェラフとリュックが光っている。
野々垣の靴は伊豆旅行より変わらず。
私も上の2人のように自転車に乗って写れば良かった。
私の靴は北海道旅行以来、ずーっと愛用している。
3人揃っての記念撮影。
我々3人、この時自転車で行ける日本で一番高いところを制覇したと思っていたのだが、後に実は、乗鞍が自転車で行ける最高峰と知る。無念。
五合目の休憩所にて。
この後、3人とも十分休憩しました。それにしてもジュース1本200円(250ml)は高い。(通常、360mlで110円)
五合目出発間際。
そのため、私は上下ともウインドブレーカーを着込んでいる。ちなみにここも休憩所です。
野々垣と隠田。
下りはかなりスピードが出て速い。景色がいいので写真を撮りました。雲海から山の頂がとび出ている。
私と隠田。
雲海から山の頂がはっきり見えています。
私と野々垣。
車並みのスピードが出せるので、下りはかなり注意が必要。
かなり下まで下ってしまったので木が茂っている。
写真で見ると分からないが、かなり急な道なのです。
かなりのスピードで下る2人。
行きは五合目まで3時間以上かかったのだが、帰りは20分で下まで(表富士周遊道路入口)下りられる。
西(白糸の滝側)から見た富士山。
ここまでほとんど自転車をこがずに来れた。
さっきまであそこにいたんだなぁと感慨にふける。
野々垣と私は抹茶ソフトクリームを持っています。(私は自由の女神ポーズ)
隠ちゃん、我々のソフトクリームの色を見て「わさびソフトクリームだったら食べる」と言ったら本当にありました。しかし、隠ちゃん公約を破り食べず。
白糸の滝の側にこんな大きな滝(音止の滝)があるとは知りませんでした。
さっそく記念撮影。日が暮れてきたので土産屋がそろそろ閉まり始めました。
音止の滝(おとどめのたき)です。
水量がけっこう豊富だ。
白糸の滝をバックに。
軽井沢の白糸の滝を知っていた私は、それとは比較にならない大きさに驚きました。
フラッシュをたいたので、顔が白くなってしまった。
我々3人「白糸の滝とは、うまいネーミングだよな」と、この後話しました。
本当に白糸が垂れているようで一度は来た方が良い場所だ。
白糸の滝側の定食屋。我々3人、かなり飢えていたので食べ物に集中し店名を覚え忘れてしまった。
天丼大盛とうどん(私は蕎麦)のセット定食を食す。ちなみにこの店の息子さんも大学のサークルで自転車旅行をしているとか。
表富士キャンピング場(休み)と道路を挟んだ向かい側にある公園。
昨夜は星座早見盤を使い、星を見ましたが、ちょっと曇っていて見にくかった。
野々垣、隠田の朝食シーン。
我々の自転車旅行の日常の一コマ。
後ろのトイレは隠ちゃんが使用中です。
旅行3日目の朝の富士山。
昨夜の天気予報では、午後から一時雨が降るとの事。富士山に雲がたなびいている。
富士宮道路より。
富士宮道路(Route139)を走っていたら、なんと今年、日本や世界を騒がしたオウム真理教のサティアンがあるではないか!
検問中の機動隊をバックにパチリ。
蓮華座を組んでいる野々垣に麻原こと隠ちゃんがイニシエーションを与えています。それにしても我々、かなり不謹慎。
この写真を撮る前に側のスーパーと思しきところでフィルムを買いました。
本日、一番目の観光場所「人穴」。
ガイドブックによると江の島まで通じているとか。穴と思しきところはありませんでしたが、身の安全を考えて入りませんでした。
鎌倉幕府の2代将軍、源頼家が家臣の仁田忠常に探検を命じた人穴。従者5人を連れての入洞だが、戻ることが出来たのは従者1人と忠常のみ。従者4人は洞内で絶命したと「吾妻鏡」には記されている。
後ろの湖は本栖湖です。
きつい上りも多々あったが、昨日富士の五合目を制覇した我々にとっては敵ではない。
新コンビネーションポーズです。
富士五湖、山中湖に続いて2つ目クリア!
湖畔側にある看板を見つけ思わずパチリ。
本栖湖の説明は看板を読んでください。
「長崎鼻に少し似ているな」と3人で話しています。
もちろん後ろは本栖湖。
もう一枚、念のためパチリ。
昼食は本栖湖側の手打ちうどん「本陣」で食す。
2人は本陣そばだが、私はリッチに天ざるうどん。
この店にいた東京から来たというじーさんに、オウムの上九一色村サティアンに行くよう勧められる。
プロのカメラマンと思しき人に撮ってもらったのだが、レンズに指がかかっていたらしく、なんと指が映ってしまっている。
ここは五千円札に描かれている富士山の撮影場所です。私は5千円札を見せている。
我々の後ろに見える富士は傘をかぶっています。
ここも先の写真と同じ場所。撮ってもらった人は違うけどね。
やって来ました、上九一色村、オーム・サティアン前。後ろの白い建物がサティアンです。
九州旅行の時、しきりに野々垣がオウムを真似て蓮華座を組んでいたが本当にここまで来るとは思わなかった。
ここに来るには、本栖湖から今日通った道(上り坂)を少し戻ることとなった。
機動隊の人はなかなか気さくな人で、品川から来たとのこと。
精進湖。「しょうじこ」と読む。
後にオウムが人体を入れたドラム缶をこの精進湖に捨てたことが分かり、ワイドショー等でこの場所が結構テレビに映っていた。
精進湖をバックに。
本栖湖と比べるとかなり水が汚い。湖にアヒルが浮いている。
周りはみんな青木ヶ原樹海なのだが、標識があるので撮っておいた。隠ちゃんの手にはコンパスがあります。
富岳風穴。
観光客が結構いました。少し厚着をして探検開始。
入ってすぐにある氷の池の前にて。外と温度差がかなりあります。
同じく富岳風穴内部にて。
私の頭にはヘッドライトがついています。用意万端な私です。
やどり木の前にて。
富岳風穴と鳴沢氷穴の間にあります。
鳴沢氷穴にて。
両風穴、氷穴とも見学料が安くてverygood!
氷穴内部。
富岳風穴に見られない、このようなわがままな造りに感動。しゃがんで進みます。
鳴沢氷穴内部にある地獄穴の前にて。
カメラのアングルから分かるように穴が上下にも広がっています。
ご覧の通り、氷が融けずに残っています。
鳴沢氷穴はこの写真のような急な階段や細い通路が多く、堪能した。
西湖の蝙蝠(こうもり)穴にて。
今日の行程は楽なので見ての通り余裕の表情。
隠ちゃんと野々垣。
ここは、ほとんど人がいなく寂しいところだった。
蝙蝠穴入口。
見ての通り、この穴は危険だから入れません。
西湖にて。
左は隠ちゃん。私は看板の下で寝転んでいるのだが、逆光で見えません。
同じく西湖。
左は野々垣。私は看板の右側に立っているのだが、ぜってーわからん。
このトンネルをくぐれば河口湖。野々垣と隠ちゃんが写っています。
野々垣先生、この数秒後にふらつきコケました。
後ろの湖が河口湖。西湖と河口湖は本当にすぐ近くだ。この場所は前の写真のトンネルをくぐってすぐのところです。
河口湖をバックに。
観光地化してしまった河口湖もまだこんな所があったのです。
先の写真と同じ場所。アングルを変えてみました。
野々垣の首をしめる私。
昨夜の天気予報では雨が降るようなことを言っていたのだが今日は比較的良い天気で、夕焼けもご覧のとおりすごく美しい。
河口湖の鸕鷀(うの)島をバックに。私と隠ちゃんのツーショット。
本日の風呂と夕食の心配をそろそろする3人です。
この看板を探すのに手間取りました。
周りもかなり暗くなってしまい、3人とも焦っています。
食事をする店を探していたら、結局、河口湖駅まで来てしまいました。
とりあえず、3人で記念撮影。今旅行初の駅のシーンです。
夕食は私と野々垣がカツカレーの大盛。隠ちゃんの料理が来るのを待ったのだが、待ちきれずに食べ始める。
隠ちゃんは一人豪華に親子丼とうどんのセットを食す。
テレビで大リーグ、野茂の凱旋帰国のニュースが流れていました。
TELでなんとか月江寺駅近くに「電気風呂」という大衆浴場があることを知り、とりあえず月江寺駅までやって来ました。
月江寺ではなく月光寺だと思っていた我々は月光仮面になったつもりでポーズをとっています。
浅間公園にて。
ここは神社と一体になった公園であった。トイレ等を行うのに急な階段を上るのが面倒。
浅間公園からの富士山。これで、東・南・西・北のアングルで富士山を撮り終わりました。
昨夜の野茂のニュースを観て、3人で野茂の投球フォームを真似てみました。
大月駅にて。
野々垣君、どーしても真ん中のポーズをやりたいと言い、もう一度、野茂バージョンをする。
本日、私は大学のゼミがある日のため、ゼミの友人に風邪をひいたと嘘のTELを入れ欠席する。後で嘘がバレルとも知らず、完全犯罪を確信した私。
猿橋に到着。
まずは1枚パチリ。
野々垣と隠ちゃんの熾烈なジャンケンの結果、隠ちゃんが顔出し看板(?)の座を射止めた。
この写真は後ろの大黒屋の娘さんに撮ってもらいました。
猿橋だから「おサル」のポーズをとってみました。
この後、娘さんの助言の通り、大黒屋のおいしい水だけをいただきに参上する。
相模湖駅にて。
黒い線の影はカメラに付いている紐です。私は本日の行程の地図を持っています。
相模湖をバックに。
ここまで来れば立川まですぐ。この後、ここの側にあるガストに行き、ハンバーグステーキとライス大盛、ポテトフライを食す。
大垂水峠にて。
隠ちゃん「ここまで来るのに、ガストで食べたハンバーグを吐くかと思った」とのこと。392mと低いのだが、急な上り坂だった。
野々垣の家に到着。
最後の自転車旅行も幕を閉じました。野々垣のおじさんに撮ってもらったワンショットです。
野々垣の部屋で伊豆旅行の日記をワープロ(DOS-V)で打っています。テレビには先ほどまでオウム事件のニュースも。
野々垣のおばさんにソフトクリーム、ドーナツ等をご馳走になる。
ちなみに私は、今回の旅行の日記の溜まった分を書いているところです。
野々垣家の前にて。
私と隠ちゃんはこの後、家路につく。3人とも最後の写真のため、えらく気合が入っている。
~自転車旅行 完結~